毎日の入浴後、髪をドライヤーで乾かしていますか?一家に一台はある家電製品のドライヤーは、効率よく髪を乾かしてくれる優れものです。
しかし、このドライヤーで本当に良いのかなと悩んでいる人も少なくありません。そこで、この記事では美容室がおすすめしたくなるドライヤーを紹介します。
美容室が推奨するドライヤーとは
美容師のお仕事は、毎日お客さまの髪を素敵に仕上げることです。ダメ―ジがある髪も、毛量を調整した髪も、最後の仕上げの際にはドライヤーを使うことが多くなっています。
毎日繰り返しドライヤーを使用する美容師たちは、ドライヤー選びの目利きの能力にも長けています。では、美容室が推奨しているドライヤーとは、いったいどのような製品でしょうか。
ドライヤー選びのポイントを3つご紹介します。
風量が十分にある
ドライヤーは効率よく髪を乾かしてくれるものですが、なかには旅行用などサイズ感がコンパクトで、風量が少ないタイプもあります。出先で使うためにはコンパクトな製品も便利ですが、日常使いをするなら風量が十分にあるものがおすすめです。
時間をかけないと髪が乾かない場合、腕が疲れてしまうだけではなく、髪にドライヤーを近付けすぎて傷んでしまう可能性があります。そのため、風量が多く出るタイプがおすすめです。
乾かせる時間が早ければ早いほど、ツヤも維持でき、ふんわりと乾きます。
温度をコントロールできる
ドライヤーのなかには風量しかコントロールできないものもありますが、風の温度をコントロールできる製品がおすすめです。温風と冷風の切り替えだけではなく、温風の温度が変えられるものをセレクトしましょう。
温度の目安は60度以上といわれており、頭皮の生乾きなどの症状を防ぐ効果が得られます。
重すぎない
美容室で使用するドライヤーは業務用のため、しっかりと重さがある製品も多いのですが、一般家庭で使うドライヤーは重すぎないものがおすすめです。
腕が疲れてしまうと、乾かすことも面倒になってしまいます。効率よく乾かすために重さがある製品も多いですが、日常用には使いやすく、重すぎないドライヤーを選ぶことも重要です。
失敗しないドライヤー選びのヒント
美容室では業務用のドライヤーを使用していることが多く、美容師は一般家庭向けのドライヤーとは異なる製品も熟知しています。そこで、プロの視点から失敗しないドライヤー選びのヒントを紹介します。
ワット数はケアの質に関係しない
ドライヤーを選ぶ際には、風量や温度調節が重要ですが、ワット数にこだわる必要はありません。確かに風量が少ないと時間がかかってしまいますが、ワット数が大きくても消費電力量が多いだけで、風量が多いとは限らないのです。
ケアの質に関係するわけではないので、風量に重点を置いて検討しましょう。
手軽さを重視する
業務用のドライヤーとは異なり、家庭用の製品は毎日自宅で使うものです。そのため、使い勝手の良さも重視することが大切です。
ボタンの配置や形状、コードの長さや自動巻き取り機能など、操作性にこだわったものを選ぶと手軽に使いやすく、ストレスなくドライヤーを使用できます。風量があっても使いにくいと不便さを感じるため注意してください。
乾かすだけではなく、機能性も確認を
ドライヤーは、髪の毛を乾かすだけでなく、スタイリングやヘアケアにも使われます。そのため、髪の毛を傷めずに、うるおいを与える機能も備わっているドライヤーを選びましょう。
たとえば、マイナスイオン機能やプラチナコーティングなど、髪の毛を保護するための機能が備わっているものがおすすめです。ドライヤー選びをこだわると、美容室のヘアセット並みの満足度が得られる場合もあります。
コストパフォーマンスもチェック
ドライヤーは数千円から数万円と、製品の価格帯に開きがあります。高価なドライヤーは確かに機能性にも優れていますが、乾かし方も大切です。
製品選びの際には高価なものにこだわるだけではなく、コストパフォーマンスも重視しましょう。お手頃価格でも機能や風量のバランスが優れている製品も多くあります。
ドライヤーの正しい使い方やメンテナンス方法を学ぼう!
美容室ではお客さまの髪をケアすることが業務のため、ドライヤーの使い方やメンテナンスについて詳しく説明する機会は少ないものです。
しかし、日常生活の中で毎日ドライヤーを使う以上は、ドライヤーの正しい使い方やメンテナンスについても熟知しておくことがおすすめです。
ドライヤーの正しい使い方とは
ドライヤーは、同じ方向からずっと乾かすのではなく、まんべんなく乾かすスタイルがおすすめです。同じ箇所に温風を当て続けると、髪にダメージが発生します。
また、毛量が多い場合はついついドライヤーを頭部に近付けすぎてしまいますが、10~15センチ程度は離して使用することがおすすめです。また、髪を軽く持ち上げながら乾かすことで、内部もしっかりと乾き、最後に冷風を当てれば、ツヤが生まれます。
冷風は熱で開いてしまったキューティクルを、しっかりと閉じ込める効果があります。ヘアオイルなども賢く活用しながら、髪にダメージが起きないように乾かしてみましょう。
ドライヤーの使い方に悩んだら、美容室に相談するのがおすすめです。
メンテナンスも実施しよう
ドライヤーは長期間使用するため、定期的なメンテナンスが必要です。特に家族が多い場合には、1日の中で何度も使用するでしょう。ドライヤーは吹き出し口にホコリが溜まりやすく、放置しておくと焦げが発生することもあります。
発火のおそれもあるため、こまめに除去しましょう。たとえば、フィルターが取り外しやすく、洗いやすい製品がおすすめです。
まとめ
この記事では、美容室がプロ目線でおすすめできるドライヤーについて、選び方や使い方も踏まえながら詳しく解説しました。毎日使うドライヤーを見直すと、今まで以上に効率よく髪が乾き、ツヤのある美しい髪に育ちます。
特にダメージの悩みがある方は、この機会に自宅のドライヤーを見直してみてはいかがでしょうか。